【2025年最新版】訪問看護指示書の記入チェックポイントと記載例まとめ

公開日:2025年5月6日

更新日:2025年5月6日

訪問看護指示書の記入チェックポイントと記載例まとめ

令和6年度の診療報酬改定に伴い、訪問看護指示書の様式が大きく変更されました。この記事では、訪問看護ステーションの現場でよくある記入ミスを防ぐために、令和6年対応の訪問看護指示書における重要な記載ポイントをわかりやすく解説します。

令和6年の訪問看護指示書

令和6年の訪問看護指示書

指示期間:記載日数に要注意!

訪問看護指示書の指示期間は「1ヶ月以上6ヶ月以内」で記載する必要があります。この期間を1日でも超えてしまうと、指示書が無効になるリスクがあるため注意が必要です。

指示日:期間開始日より前か同日であること

指示日は、必ず指示期間の開始日以前または当日である必要があります。稀に、医療機関側からの送付が遅れ、開始日より後の日付で記載されるケースがありますが、これは無効と判断される可能性が高く、再発行の手間につながります。

傷病名・病状・治療状態の記載:保険区分に影響する可能性も

主たる傷病名の内容によっては、介入する保険(医療保険 or 介護保険)に影響します。記載ミスによって保険区分が異なると、返戻や再請求の対象になるため、医療機関との連携と確認が重要です。

別表8の変更点

令和6年度の改定により、別表8の対象範囲が拡大しています。これまで該当していなかった利用者も対象になる可能性があるため、最新の様式に基づくチェックが必要です。

別表8の変更点

別表8の変更点

主治医の押印

指示書には、主治医の署名・押印の有無も重要です。押印がない場合、無効とされるケースもあるため、発行前にしっかり確認しましょう。

傷病名コードの記載が必須に

令和6年より、傷病名コードの記載が義務化されています。記載されたコードと主たる傷病名が一致しているか確認する必要があります。下記のリンクの「傷病名コード検索ツール」を活用すれば、確認作業がスムーズになります。

傷病名コード検索ツール

リハビリ職の介入がある場合

理学療法士などが介入する際は、リハビリの頻度・時間の記載が必要です。記載がない場合、事後的に指摘される可能性があるため、事前の確認が重要です。

まとめ

令和6年の訪問看護指示書は、内容や様式が大きく変わっています。指示書の有効性を確保し、返戻や再発行を防ぐためにも、各項目の記載内容を正確に確認することが求められます。